自在蘭鋳

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金魚of金魚

ランチュウ（蘭鋳、蘭虫、卵虫）は、キンギョの一品種。背びれがなくずんぐりとした魚体、頭部の肉瘤の隆起などが特色。
形態的な特徴としてまず背びれが無く他の鰭も大きく広がらない。
尾びれは金魚の典型である3つ尾あるいは4つ尾、サクラ尾を標準とする。生まれたときは黒いが途中で赤くなり、成体は素赤か、更紗と呼ばれる紅白の模様の物が多い。体は次第に厚みを持ち、特に頭部には肉瘤を発達させる。この肉瘤がライオンの頭部を彷彿とさせる為「ライオンヘッドゴールドフィッシュ（Lionhead goldfish）」の英名が付けられている。

ランチュウは、ガラス水槽が登場する以前の江戸時代からの金魚を観賞する方法である「上見」（池や盥を泳ぐ姿を上から観賞する）で楽しむために改良を加えられたもので「ランチュウ専用」の浅い水槽が販売されている。
本作品では鱗、各鰭、目、口が可動し明治な自在鯉置物と同じギミックで出来ている。